卒業アルバムの髪色を黒く修正された西田藍さん、福岡市立中学校の校則や対応が違法か説明します

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卒業アルバムの髪色を黒く修正された西田藍さん

「福岡市立中学校の卒業アルバムでは、髪色が黒く修正されていました。私の髪色は茶色です」このようなTwitter上の投稿が話題を呼んでいる。投稿したのは、過去に講談社主催のオーディション「ミスiD」に参加していたこともある書評家の西田藍さんだ。

私の髪は真っ黒に塗りつぶされた。卒業アルバムを加工された女性のショックと違和感(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース
「福岡市立中学校の卒業アルバムでは、髪色が黒く修正されていました。私の髪色は茶色です」このようなTwitter上の投稿が話題を呼んでいる。投稿したのは、過去に講談社主催のオーディション「ミスiD」に

 

 

西田藍の卒アルを修正した学校側の対応は違法?

まず前提として「髪の毛の色は黒でないとならない」という拘束自体に違法性がないかが問題になります。

校則が違法になることはほとんどない

このような校則が裁判所で争われた場合、おそらく校則が違法と判断されることはないでしょう。

なぜなら、裁判所では学校に対して生徒を一方的に校則によって拘束する「包括的権能」があると考えているためです。

そのため、教育目的のためどのような校則を設けるかは、一般的に学校側の裁量によって決められるとされているのです。

そのため、生徒は黒髪でなければならないという校則自体を争うことは難しいといえるでしょう。

卒アルの修正・加工は違法の可能性が高い

学校側が、校則によって生徒の権利を一方的に制限できるといっても、それは無制限ではありません。

学校側の裁量に、逸脱・濫用があった場合には違法と判断されます。

今回、西田藍さんの髪の毛を黒く修正したことは、西田藍さんに対する人権侵害の可能性が高いといえます。

また、西田藍さんの写真だけを加工・修正したことは、不合理な差別といえ、憲法14条が保障する法の下の平等に反する可能性も高い。

そのため、卒アルの修正・加工については、裁量権の逸脱濫用にあたり、違法になる可能性があるといえます。

損害賠償請求の可能性

卒アルの加工・修正が、西田藍さんに対する不当な差別であり、人格権・人権を不当に傷つけるものであった場合、西田藍さんは学校に対して損害賠償請求をすることが可能です。

具体的には、学校側の対応によって、負うことになった精神的苦痛への慰謝料を請求することができるでしょう。

ただ、この手の裁判では多額の慰謝料請求が認められることはほとんどなく、数万円程度しか認められないケースもたくさんあります。

西田藍さん卒アル修正に対するネットの反応

本人の了承を得ず、勝手に髪色修正。しかも雑に黒く塗りつぶしたような感じ。 この子は地毛だからこのような処置をする必要はないと思うが・・・ 不可思議な中学校だ。

西田藍さんがどこの中学かわからんけど。福岡市内の中学、いまだにそうなの? 僕も中学の卒アルは、バシッと決まったアタマを水洗いされて、超残念な写真やったな。苦笑。

Buzz記事読みました。西田藍さん親子の当時の驚きと哀しみは如何ばかりだったか想像に余りあります。画像を含めた投稿も勇気のある姿勢で敬服します。「黒髪直毛」以外の否認は学校当局自身が個々の身体的特徴を忌避するというあってはならない差別偏見、イジメを助長するもので、間違っています

 

 

 

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